ブルネイって税金がないって本当?
観光地はある?
ブルネイってどういう国?
ブルネイは、ボルネオ島にある国で、正式にはボルネイ・ダルサラームという国です。
日本の三重県と同じくらいの大きさで、自然と天然資源に恵まれた豊かな国です。
東南アジアでは、シンガポールに次ぐ高い経済水準と高い社会福祉が有名です。
気候は、熱帯雨林で年中高温多湿で蒸し暑く、雨が多い国ですが、空気や水がきれいな国です。
国名 | ブルネイ・ダルサラーム |
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面積 | 約5,777平方キロメートル |
人口 | 約44万人 |
首都 | バンダル・スリ・ブガワン |
民族 | マレー系67.4%、中華系9.6%、その他23% |
言語 | 公用語はマレー語、英語も通用し中国語もある程度用いられる。 |
宗教 | イスラム教82.1%、キリスト教6.7%、仏教6.3% |
元首 | ハサナル・ボルキア国防(第29代スルタン) |
通貨 | 1ブルネイドル=77.8円 |
位置は、日本の南。
フィリピンとシンガポールの中間くらいに位置しています。
日本からは飛行機で約6時間かかります。
ブルネイの産業
ブルネイの収入は、天然ガスと石油です。
この余りある天然資源により、国家財政が支えられています。
いわゆる大金持ちの石油産油国というやつですね。
東南アジアでは、ブルネイの一人あたりの国民総所得はシンガポールに次いで第2位です。
しかし、ブルネイ政府は、今後枯渇するであろう天然資源に頼らずに国家を維持できるように様々な施策を実施している。
ブルネイの税制
ブルネイは、天然ガス、石油などの資源により国家財政は安定しており、国民の税金負担はありません。
また、教育費、医療費は無料で、公共料金や住宅ローン金利なども安い。
国民の約7割が公務員として雇用され、種々の恩恵を受けています。
法人には、法人税が課せられています。
ブルネイの国民性
ブルネイ人は、一般的に温和で穏やかであると言われており、大家族が多く家族の絆を大切にする特徴があります。
伝統、しきたり、儀式を重んじ国王や王族への尊敬が深く、ある意味、日本人とよく似た国民性であるかも知れません。
対日感情は良好で、若者を中心にしてアニメや漫画など日本の文化への関心も高まってきています。
日本は、その消費量の6%の天然ガスをブルネイから輸入しており、ブルネイは約90%を日本に輸出しています。
ブルネイの治安情勢
ブルネイは各国政府とも安全度が高いと評価されています。
1 犯罪発生状況
ブルネイは一般市民の大多数が敬虔なイスラム教徒(ムスリム)であり、豊かな地下資源(石油、天然ガス)を経済基盤として、国民は等しく医療、教育、その他の公共サービスでの優遇措置を享受しています。こうしたことから、一般的に凶悪犯罪の発生率は低く、比較的治安が良い国とされています。
ブルネイ国内の犯罪の多くは、車上荒らしや家屋侵入(空き巣)といった窃盗犯罪です。特に近年、家屋侵入(及び未遂)事案が相次いで発生しています。2019年には在ブルネイ外交団の公邸、事務所及び外交団住宅(複数)への侵入窃盗が頻発し、同年5月には日本人宅への侵入窃盗や同未遂事件も発生しました。2 犯罪多発地域
注意すべき特定の地域はありませんが、外国人が多く住む地区の独立家屋や、人通りが少なく、空き地に隣接している家屋は、比較的家屋侵入(空き巣)の標的となりやすいため、長期滞在の場合は入居家屋の選定に留意する必要があります。
また、銀行やATM周辺、ホテル、ショッピング・モール、レストラン等では、スリ、ひったくり、置引きなどに注意する必要があります。
さらに、件数自体は少ないものの、女性を狙った強姦殺人・傷害事件が近年発生していることから、人目につきにくい場所(トレッキング・コース、森林公園、映画館のトイレ等)での単独行動(特に女性)や肌を著しく露出する服装は避けてください。
なお、通学・帰宅途上の児童を狙った誘拐未遂事件も時折発生しており、保護者による送迎が必須となっています。3 防犯対策
(1)一般的留意事項
犯罪被害に遭わないためには「自分の身は自分で守る」との心構えをもち、最新の治安情報収集に努める、危険な場所には近づかない、見知らぬ人物を安易に信用しないなど、常に防犯を意識した行動を取ることが重要です。次の点に留意して犯罪被害に遭わないように注意してください。
ア 多額の現金や多くの貴重品を持ち歩かない。
イ 現金や貴重品の入ったバッグは必ず手元に置き、目を離さない。
ウ 空港や市内両替所で多額の両替・換金をしない。
エ 目立たない行動や服装を心がける。
オ 銀行またはATMで現金を引き出した後は周囲に注意を払う。
カ 生命と身体の安全を最優先し、強盗等に遭った場合は抵抗しない。
キ 見知らぬ相手に対し、宿泊先、旅行日程、旅券の記載内容、クレジットカード等に関する情報を教えない。スポンサーリンク
(2)生活上の安全・防犯対策
ブルネイにおける生活上の安全・防犯対策についての主な留意点は次のとおりです。
ア 2019年4月からシャリア刑法(イスラム法に基づく刑法)が全面施行され、人前での飲酒や、断食月の日中の飲食、露出度の高い服装など、日本では法律違反とならないようなケースでも、ブルネイのシャリア刑法では罰せられることがあるため、注意する。(シャリア刑法の概要については、大使館のホームページ等で最新の状況を確認してください。在ブルネイ日本国大使館HP(関連ページ):https://www.bn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/sharia.html )
イ 家屋侵入(空き巣)の犯人は、行動を起こす前に、事前に下見をすることが多いことから、常に住居・自家用車の周辺には気を配るようにし、不審者を見かけた場合は直ちに警察に通報する。
ウ 戸締まりを忘れた台所のドア等から侵入されたケースが多いところ、戸締まりには十分注意する。
エ 訪問者がある場合は、十分に確認して安易にドアを開けないようにする。また、ドアにはドアチェーンやドアロックを設置する。
オ 家族の行動・居場所等を常に把握し、変更が生じた場合は必ず連絡を取り合うようにする。
カ 普段から不審な電話に注意を払い、緊急連絡先リストやメモ等を常備する。
キ 夜間外出する場合は室内の照明を点灯させておくなど、不在であることを気付かれないようにする。
ク 在室・在宅中、何者かの侵入に気付いたときは、できるだけ速やかに、また静かに警察(管理者または警備会社)に通報するとともに、身を隠して侵入者との接触を避ける(空き巣は、騒ぎ立てることで居直り強盗(殺人)に急変する例が多いので、遭遇した場合は、大声を出したり抵抗したりしないように注意する)。
ケ 車は、常にドアをロックするとともに、窓を閉めるようにし、また外から見えるところにバッグ等を置かないようにする。また、駐車の際は、暗い場所、ひと気のない場所を避ける。4 テロ対策
2017年2月にはISと関係を有するインドネシア人4名が拘束され強制送還された事案、2018年5月には過激化したブルネイ人教師が治安当局に拘束された事案が発生しています。ブルネイは、テロリストの流入や誘拐事件などが多いマレーシア・サバ州に近接しています。
ブルネイのテロ・誘拐情勢については、テロ・誘拐情勢(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcterror_014.html )をご参照ください。
出展:外務省海外安全ホームページ
観光地
観光地としては、モスク、ブルネイ川に浮かぶ水上集落、王室の資料館、歴史博物館、遊園地、国立公園などがあります。
ここでしか生息していないテングザルに会えるかもしれませんね。
まさに歴史と大自然に触れる観光地ですね。
【モスク】
スルターン・オマール・あり・サイフディーン・モスク
ジャメ ・アスル ・ハッサナル ・ボルキア ・モスク
が有名です。
夜にはライトアップされますので、昼と夜、両方ご覧になることをお勧めします。
【水上集落カンポンアイール】
世界最大の水上集落で、電気、水道、ガスも通っていて陸上と何ら変わらず住民が生活しています。
学校、病院、スーパーマーケットなどもあります。
ロイヤル・レガリア(資料館)
国王の歴史資料館です。
【ジュルドンパーク】
遊園地
ブルネイの食事
ブルネイの食事は、日本ではあまり食べられることはありません。
マレーシアやインドネシアなどと似通った料理が多いようです。
イスラム教国のため、ブタ肉やアルコール類は禁止されていますので、豚肉を使わない中華系の料理が沢山あります。
ご飯や麺類も豊富です。
ブルネイに行くには
日本から、成田空港からブルネイへの直行便が就航しています。
約5時間半でブルネイに到着します。
ツアーの旅費は4日~5日間の宿泊で、ホテルのランクや月にもよりますが、9万から30万ほどです。
ブルネイは移動手段が少ないので、観光付きのツアーがおすすめです。
宿泊施設は、世界に2つしかない7つ星のホテル「エンパイアブルネイ」がおすすめです。
一流ホテルのわりにリーズナブルで3万円から宿泊できます。
まとめ
アメリカとかフランスとかは大都会でブランドものがあったり、夜景がきれいであったり、超有名な場所があったりと華やかなイメージがありますが、ブルネイは、大自然に囲まれた
秘境的なイメージの場所です。
観光名所も、モスク、博物館等もの静かで感慨深く歴史の奥深さと自然の偉大さに感動する
ことでしょう。
住みやすい環境で、日本から移住する方はアメリカに次いで2番目に多いとのことです。
大都会が好きな方にはちょっと無理かもしれませんが、穏やかに日々を過ごしたいという方にはうってつけの場所かも知れませんね。