交通事故を起こした場合
警察への届出の他
何をすればいいのでしょうか
交通事故は毎日どこかで起きています。
あなたの身にいつ起こってもおかしくありません。
多くの人は、交通事故にあわずに一生を過ごされ方もいらっしゃいますが、中には数回交通事故を起こす方もおられます。
初めて交通事故を起こしても何をどうしていいのか、交通事故を起こした後どうなるのかと心配な方もおられると思います。
そんな方のために、交通事故の届出、交通事故にあった場合の対処法などについて解説
していきたいと思います。
交通事故の届出
- 交通事故を起こした場合、まず、その場から離れないで警察に通報しましょう。
道路交通法では、「車両等の運転者等は、交通事故があっ場合は直ちに事故の発生の日時・場所等を警察に届け出しなければならない。」と言う決まりがあり、これに違
反すると罰金の刑が科せられることがあります。
自転車や歩行者と接触事故を起こし自転車や歩行者がそのまま立ち去ってしまった場合や、あれっ？ 今当たった？と事故を起こしたかどうかわからない時でも必ず一旦停車して相手に確認をしましょう。
そのままその場を離れてしまうと後々、相手がケガをしていた場合は「ひき逃げ」、相手の車などに傷をつけてしまった場合は「当て逃げ」として警察に通報されることがあります。相手が立ち去ってしまった場合でも、警察に届出をしておけば安心です。
後で相手が警察に届け出て、逃げたと言われることがあるので必ず警察に届出ておくことが大切です - 相手にケガがないか確認しましょう。
交通事故を起こした直後は気が動転して何をしていいかわからくなることもあると思います。特に女性の場合は、何をしていいかわからずオロオロしてしまうとがあるかもしれません。まず、相手にケガがないか確認しましょう。 - 相手がケガをしている場合は、119番通報しましょう。
交通事故の相手方がケガをしている場合は、相手の方のケガの程度にもよりますが、声をかけても反応がない場合や大量に出血している場合など、すぐに119番通報しましょう。 - 110番通報しましょう。
ケガ人がいる場合はまず119番通報し、その後すぐに110番通報してください。近くにいた人が119番通報や110番通報してくれた場合でも、遠巻きに見るのではなく、自分でも119番や110番通報して交通事故の状況を説明することが大切です。
通報する内容はスポンサーリンク
どこで事故を起こしたのか（場所）
何と何の事故なのか（例えば車と車、車と歩行者などどのような事故なのか）
ケガをした人がいるか
自分の名前等ですが、110番すると警察の人が事故の内容を尋ねてくれるので、尋ねられたことに答えれば大丈夫です。
落ち着いて行動してください。
- 自分が入っている任意保険会社に交通事故を起こしたことを連絡しましょう。
交通事故を起こした場合、相手の人がケガをしている場合は治療費等の支払い、車等が壊れてしまった場合は、修理費用が必要になりますので、任意保険会社に連絡しておきましょう。
任意保険の担当者から聞かれる内容は、交通事故を起こした日・時間・場所、相手のケガの有無、相手の車のナンバー、名前、交通事故の状況などです。
その時にわかる範囲のことを伝えておきましょう。
交通事故を起こしたときに注意しておきたいこと
交通事故の現場では、被害者の方に言ってはいけないことがあります。
それは「私が費用を全額支払います。」など補償ついて話すことです。
すみませんでした。修理や治療費は私が全額支払います
車の修理や治療費は入っている保険会社と相談します
交通事故の場合、追突事故などの場合を除き、相手方にも過失（悪いところ）があります。
保険会社では、交通事故の状況を調査して加害者と被害者の過失割合を出し、過失割合に応じて
保険金を支払います。
例えば、保険会社の調査で過失割合が５：５となった場合、かかった費用の半分しか支払ら
われません。相手方の損害が100万だった場合、保険からは50万しか出ないということに
なります。
もしあなたが「費用は全額出します」と相手に言ってしまっていた場合、残り50万円は自
分で払うことになるか、相手方に「あの時全額払うといったじゃないか」ともめるもとにな
ってしまいます。
ですから、補償については、保険会社に対応してもらいますと話しておくのがベストです。
相手方との連絡先の交換を忘れずに
交通事故の後は、車の修理やケガがある場合は治療費等の話し合いが必要になります。
必ず相手方と連絡先の交換をしておきましょう。
相手との連絡先の交換をする場合、できれば相手の免許証等身分証明書で相手の名前等を確認しましょう。特に相手が自転車などで、携帯電話番号を確認する際は、相手の電話番号を聞き、一度相手の携帯電話にかけてみてください。中には補償がいやで嘘の電話番号を言う人がいるかもしれません。
まとめ
交通事故を起こした場合、どうしていいかわからない場合があると思います。
家族で交通事故の場所まで来てくれる方がいれば、来てもらいましょう。
とにかく落ち着いて行動することが大切です。
後々、裁判などわずらわしい手続きにならないように余計なことは言わないようにしましょ
う。
