だれもが知っているうる年(閏年)
普通、4年に一度、2月の日付が29日までになり、1年が366日となる年のことを言います。
では、なぜ4年に1度のうるう年が必要なのでしょう。
うるう年(閏年)とは
通常、1年は365日ですが、1年が366日となる年のことをうるう年(閏年)といいます。
1日増える日は2月で、普通の年は2月28日で終わりますが、うるう年(閏年)では2月29日となります。
何時がうるう年(閏年)になる?その計算方法は?
うるう年(閏年)は、一般的に4年に一度と思われていますが、厳密には4年に一度ではありません。
西暦の年号が4で割り切れる年はうるう年(閏年)ですが、例外があります。
西暦の年号が100で割り切れ、400でも割り切れる年がうるう年(閏年)となります。
うるう年(閏年)が必要な理由
地球は、1年で太陽のわまりを1周するといわれており、その1周に365日かかることから、1年は365日とされています。
しかし、厳密には、地球が太陽を1周するには、365.2422日かかり、1年を365日とすると、毎年0.2422日づつずれが生じます。
数年では何も変わりないように思えますが、数百年単位で考えると、例えば100年では24.22日のずれが生じることになります。
これが例えば400年ですと、96.88日のずれとなります。約3ケ月のずれです。
暦と実際地球が太陽の周りをまわる位置がずれることになり、太陽の位置的には4月であるのに、暦上は7月となることになるのです。
これでは、季節と暦がずれてしまい、生活や経済などに影響がでてしまいます。
ですので、そのずれがでないようにうるう年(閏年)で調整しているわけです。
2月29日のうるう年(閏年)に生まれた人は4年に1度しか年を取らない?
うるう年の2月29日に生まれた人は、4年に一度しか年を取らないようで得な気もしますが、そうではありません。
法律で、2月29日生まれの人は、2月28日の24時に年齢を重ねることになっています。
簡単に言うと、法律上は3月1日が誕生日ということになります。
誕生日のお祝いは、各家庭によってさまざまでうるう年には2月29日にお祝いをするでしょうし、平年の場合は2月28日にする方もいれば3月1日にお祝いをする方もおられます。
誕生日については、今は、生まれた日その日でなくとも、家庭の都合の良い日にお祝いをする人もいらっしゃるようですし、誕生日を祝うという目的ならば、各家庭で考えてお祝いをされると良いと思います。